Q&A 6 不妊治療のタイミング法について

Q不妊治療のタイミング法について。

今年から排卵障害、卵巣に卵胞がたくさんある多嚢胞の
ため不妊治療専門医でタイミング法を行っています。
クロミッド→HMG注射→HCG注射にて排卵させています。

〇月はHCG注射を20時頃に打ち、当日・翌日・翌々日
とタイミングをとりましたがダメでした。

そして翌月にもHCG注射を10時に打ちました。
HCG投与前2回　あと2回にタイミングをとりました。

かかりつけ医にはHCG注射当日か翌日どちらかと言われ
ましたが一応3日間タイミングをとりました。

タイミングだけが問題ではないとわかっていますが、
自分がとっているタイミングが合っているか不安です。

HCG注射を打たれていた方はタイミングは
どのようにされていましたか？

不妊専門のクリニックに通院通の方なので、事前にスク
リーニング検査が行われていることを前提でお話します。

まだの場合は、卵管造影(卵管の通りを見る検査)、
フーナー試験(おりものと精子との相性を見る検査）、
ご主人の精液検査、排卵確認エコー黄体機能検査を必ず
実施しましょう。

さてタイミング療法での妊娠率をご存知でしょうか？

周りの人がすんなり妊娠しているので、確率が高いと
お考えの方もいらっしゃるかと思いますが、1周期あた
りの妊娠率はせいぜい8-10%程度です。これは一般の
かたの妊娠率です。

1年間夫婦生活があるのにかかわらず、他の検査でも
異常がないのにうまく行かない場合は、1周期あたり
の妊娠率は4-5%となります。排卵誘発剤を使用され
ていますので、8-10%ぐらいにはあがりますが、それ
でも決して高くありません。

確率が低いため何周期かタイミングを実施（これは
年齢やあなたのAMHで回数は決まります）してうま
く行かない場合は、人工授精にステップアップしま
しょう。その方が前向きになれます。

その理由はもともと確率の高い治療ではないからです。
ご主人が人工授精に対して前向きでないなどの理由が
あれば、つらいこともありますね。　その場合は、ご
主人も一緒に来院して統計的な話を聞いてもらった方が
良いです。男の人は理論詰めが好きなので・・・・・。

適切なクリニックで治療をされている場合は、タイミン
グが合っているのかを心配する必要はないかと思います。

いかがでしょうか？　よろしければ参考にしてください。