Q
33歳 AMH7.0ng/ml(H29) 採卵1回 アンタゴニスト法で
採卵数7個 体外受精4個中3個受精、顕微授精3個中1個
受精で胚盤胞は体外由来が、3CB、3BC、4BB、
顕微授精由来が4BCでした。
① ホルモン補充周期で3CB 移植 判定BT7 HCG30
② ホルモン補充周期で3BC 移植 判定BT7 HCG94
でした。次回は4BB と4BCの2個戻しを提案されています。
A 私からの提案は?
今残っている胚盤胞でD6 4BBは良好胚盤胞になりますので、これを移植を行うの王道です。ただしすでに2回移植を行っており、いずれも着床しているので、2個戻しは多胎のリスクがあります。
移植の前にやっておきたいことは、慢性子宮内膜炎の検査や銅亜鉛採血、ビタミンD採血です。またご年齢的にも染色体異常がある確率は1/385から1/192程度であり、2回とも染色体異常とは考えずらいと思われます。だとすると不育症の検査を行うことをお勧めします。
また次回の移植で上手くいかず、再度採卵となった場合は、もう少し刺激を強くして胚盤胞を確保したいです。AMHが高いのでOHSSのリスクはありますが、ダブルトリガー(アゴニスト点鼻とオビドレル併用)やカバサール薬剤の使用、全胚凍結を行うことでOHSSの重症化は避けることができます。
残った胚の移植の前にまずは、上記の検査をお勧めします。
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