子宮鏡とはなんでしょうか?

あまりイメージが沸かないかもしれませんね。胃カメラ(上部消化管内視鏡)ならテレビなどで目にした機会があるのでは? 細長いチューブの先にカメラが付いていてチューブを推し進めてその先にあるものを画像に映しだし所見を確認する機材のことです。子宮鏡は構造はこれと同じですが、チューブ径が3㎜程度になっています。

この子宮鏡で分かる病気はなんでしょうか?

 

 

 

 

子宮内膜ポリープ(micro polypを含める)

子宮内膜の細胞が増殖してできる病気です。不正性器出血や過長月経(月経期間が長い)の症状があります。大きさや発生部位によっては症状がないこともあります。ほとんどが良性です。miciropolypは小さなpolypのことを言います。慢性子宮内膜炎の子宮鏡所見の一つです。慢性子宮内膜炎については別日にお話します。

子宮筋腫

子宮内の間質という部位から発生する良性腫瘍です。月経痛や過多月経(月経量が多い)の自覚症状があります。漿膜下筋腫、筋層内筋腫、粘膜下筋腫とあります。できている部位によって不妊の原因となります。粘膜下筋腫や5cm以上の筋層内筋腫になります。

子宮内癒着

帝王切開、流産手術や子宮鏡手術などの子宮の手術により子宮の内腔に癒着が生じているものです。癒着があるとその部位には着床しませんので不妊の原因となります。代表的な疾患としてアッシャーマン症候群があります。

子宮奇形

双角子宮(子宮のてっぺんが二つある)や中核子宮(子宮内腔に壁があり内腔を2分している)などの子宮構造異常のことです。

治療

原則治療は子宮鏡手術を行います。hysterofiberは子宮鏡、hysteroscopeは子宮鏡手術時に用いる道具を指しますが、カメラで子宮内をモニターしながら病変となる子宮筋腫、polyp、癒着などをカメラの先にある電気メスで切除、摘出します。手術時間は5-15分程度で、日帰り手術が可能です。当院でも実施予定です。