いよいよ三軒茶屋ARTクリニックの工事に入ります
令和元年8月開業予定の三軒茶屋ARTクリニックは、東急田園都市線 三軒茶屋駅南口をでてすぐ左へ、徒歩1分もなく到着する新築ビル内の5階にオープンします。いよいよフロアの引き渡しをいただき、工事に入ってまいります。皆さんが安心して通っていただき、心地よく過ごせるクリニックとなるよう、様々な業者さんが知恵を絞ってくださり、ただいま進行中です。
これまで私が患者さんからいただいた声を大切に、カタチにしていきたいと考えております。
生殖医療への思い
大学を卒業して研修医時代を過ごし、その後は産婦人科を選択して、大学病院や市中病院で産科婦人科と多くの症例にあたってきました。産婦人科を選択した理由には、病院という職場では避けることのできないいのちの終焉だけでなく、生命の誕生という素晴らしい瞬間に立ち会えるというものがありました。思えばこの時から、生殖医療に携わることは私の使命だったのかもしれません。生殖医療に携わる前は、婦人科腹腔鏡手術に15年以上従事してきました。患者さんにとって、身体的にも精神的にも負担の少ない腹腔鏡下手術で、多くの女性を助けたいと技術を磨き、学会での症例発表などにも意欲的に励み、最盛期には年間300件もの手術を行ってきました。そのなかで生殖医療治療中の患者さんの腹腔鏡手術も多く、その後の生殖医療についても診ていきたいという思いがだんだんと強くなりました。実際、患者さんからも継続して治療してほしいとの希望をいただいたことも多く、大変ありがたく、またやらなければならないという思いに駆られました。同時に行っていた大学病院での研究では、顕微鏡でみる胚盤胞の美しさに魅了され、まさに生命の神秘との出会いだったと思います。
生殖医療での実績を積むために、木場公園クリニック、リプロダクションクリニック東京に勤務し、生殖医療治療に尽力してまいりました。リプロダクションクリニック東京では、採卵、移植をそれぞれほぼ1日10件週2回実施しておりました。これは小規模のARTクリニックで数年かかる症例数を2年で経験できたことになります。多くの経験をさせていただき、本当に感謝しております。日々習得してきた知識と技術を、今後も皆さまに提供できるよう邁進してまいりたいと思います。
また、不妊原因は女性だけでなく男性もその原因となっていることが多く、同じ施設で男女とも同時に治療できる必要があること、また不育、着床障害も治療できる必要があること、二人目希望の患者のニーズに応える必要があることを実感しています。
三軒茶屋ARTクリニックの理念
お子さまを望むすべての方々の描く人生が実現するために、我々は全身全霊をかけて努力いたします。
治療を行う方々の思いに寄り添い、それぞれにとって最善となる治療が選択できるよう、様々なアプローチを提供しサポートしてまいります。
生殖医療を通じて豊かな社会を築くことに貢献いたします。
三軒茶屋ARTクリニックのここに注目
そのような思いから、当クリニックの特徴として、
①日帰り腹腔鏡手術(診断腹腔鏡、卵巣嚢腫、癒着剥離、卵管結紮)、
②不育、着床障害の検査治療、
③子連れでの受診(受診時間を分けて)、
④男性不妊治療(精索静脈瘤、無精子症TESE)
と、この4大柱を掲げます。
どうぞよろしくお願いします。