Q 人工授精のタイミングはどうしたらよいですか?
私の通ってる病院は自分で排卵検査薬をして陽性になったら次の日病院へ行き人工授精という流れです。
てっきり人工授精の日程は先生が指示してくれるのかと思いました。
排卵検査薬でちゃんと陽性だとわかるか不安です。
A
おっしゃるようにご自身で排卵検査薬をして陽性になったら人工授精の方法は、ある意味正解です。
通院回数が少なくて済むため、忙しくて病院に何度も通院できない患者さん向けの治療と考えるでしょう。
逆に排卵検査薬のみの人工授精決定の欠点は、いつの時点で排卵検査薬が陽性になったかが不明のため、人工授精の時に排卵してしまっていることがあります。
また通常よりも早めに排卵検査薬が陽性となる方もいますので、いつまでも陽性にならないと思っていると実は排卵した後だっということもあります。
エコーで卵胞の大きさをモニターしながら、排卵検査薬を併用して、適切な大きさになったところでHCG注射やスプレキュア点鼻といった排卵を促す治療を行い、24-36時間後に人工授精をする治療もあります。しかし通院回数は増えます。
あなたのライフスタイルに合わせて、主治医と相談の上治療のやり方を決めてはどうでしょうか?
当院では、初回は超音波で卵胞の大きさをモニターしながら、人工授精にベストな卵胞の大きさがなる月経からの日数を把握します。そして排卵を促す薬を使って人工授精のタイミングを決定していきます。
2回目以降は、同じように行うか、前回の治療を参考に排卵検査薬を用いて人工授精を決定する方法と選択してもらいます。どちらかと言えば前者の方が、丁寧で確実な診察となりますのでそちらをお勧めします。