二人目が欲しいなと思ってるけど、なかなか妊娠しないため、「あれっ、一人目はすぐ妊娠したのに」と思っている方は二人目不妊と考えてよいでしょう。

その理由としては、以下のようなものが考えられます。

①夫婦生活の回数が減ったため。→タイミングがあっていない

一人目が生まれて、その後、夫婦生活はあるものの育児疲れなどでついつい寝てしまったというのはよく聞く話です。また多嚢胞性卵巣症候群等の排卵障害がある場合は、予想以上に排卵が遅れることがあります。タイミングを狙っての1-2回の性交渉では上手くタイミングを合わせられていないのです。

②卵巣機能が低下したため、うまく排卵できていない

あまりみなさんはご存知ないかもしれませんが、若い方の中には、卵巣の手術をしていないのに卵巣機能が非常に低下しているケースがあります。そうするともう授乳もしていないのに、なかなか月経が来ないということで婦人科受診されます。この場合は採血でAMH(抗ミューラー管ホルモン)を計測して卵巣機能を評価します。

③時間の経過ともに夫の精液所見が悪くなってしまった

一人目がすんなり妊娠できた場合、夫の精液所見に問題ないでしょうが、時間の経過とともに精液所見が悪化することがあります。肥満、ストレス、喫煙やアルコール 生活習慣の悪化などが考えれます。 まずは精液検査を実施しましょう。

 

④クラミジア感染、子宮内膜症または原因不明による卵管狭窄・閉塞

③と同様です。一人目は問題なくてもその後、状況が悪くなる場合もあります。まずは卵管造影を実施しましょう。

⑤ART妊娠後の二人目希望

原則ARTで妊娠された場合は、二人目もARTでの妊娠を目指すことをお勧めします。

まとめ

いかがでしょうか? いずれにしても すぐにクリニックを受診しましょう。

ここでまた問題が生じます。子供連れで通院できるクリニックが少ないということです。

お子さんを預けて受診しないければならないのは、とても大変です、またそれがストレスになります。 

当院では、時間帯を設けてお子さん連れでも受診できる受診枠を設ける予定です。

お子さんを希望される皆さんへ

受診を望む患者さんにとってより良い環境をご提供できるようにクリニックの運営を心がけていきます。

どうぞ理解のほどよろしくお願いいたします。