不妊治療と漢方療法の関係は?

不妊治療というとタイミング療法、人工授精そして体外受精がありますが、西洋医学が中心にお薬が使われています。西洋医学薬の方が効果が出るまでの時間が早いため西洋医学薬を使用しているというのが大きな理由でしょう。

漢方療法の考えは、身体のバランスが崩れているところを元に戻してあげて、本来持っている機能を回復させるというものです。元に戻るまでの期間は人それぞれ違い、1か月から数か月かかる方もいらっしゃいます。以前は、時間的な余裕があってゆっくり治療を始めたい方、またはなるべくお薬を使わずに自然の力で妊娠を希望される方が、まずは漢方療法を行うことが多かった印象を受けます。しかし最近では、西洋医学をもってしてもなかなか授からない場合の対応として、漢方療法を考えられる方が増えてきています。

3月9日不妊治療と漢方療法のセミナーを行います。

私も産婦人科医として、「PMS」、「更年期症状」や「月経不順」などの症状に対しての漢方についての多少の知識はありますが、不妊治療に対して積極的に漢方療法を行うまでに至っていません。

今回漢方療法専門医で、千葉で開業されている來村昌紀先生による「不妊症と漢方療法のお話」を3/9 20:30からzoomにて行います。

來村先生についてはこちらを参考にしてください。

「日頃漢方療法のことは耳にするけど実際どうなの?」、「どんな人に効果があるの?」、「ちょっと使ってみたいけど高価な印象があるし心配だわ」などなど不妊治療では漢方はまだまだ知られていない領域の治療かと思われます。セミナーの最後に質疑応答の時間も用意しておりますので、御興味がある方は、こちらからお申込みをお願いいたします。

緊急告知で大変申し訳ありませんが、ご参加のほどよろしくお願いいたします。

三軒茶屋ARTレディースクリニック

院長 坂口 健一郎